当院での出産にかかる費用のモデルケース
出産にはお金がかかる、という漠然としたイメージはあっても、
具体的にどのタイミングでどのくらい必要なのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
このページでは、当院での出産にかかる費用のモデルケースをご紹介いたします。
出産に必要な費用内訳
出産にかかるお金は、大きく分けて2つあります。
出産費用については、正常分娩か帝王切開か、また、出産する曜日や時間帯によっても変わります。また、妊婦さんの定期健診や分娩に関する費用は自費となります。
健診費用
約10万円
分娩費用
約50万円~
当院で利用できる制度
出産には多額の費用がかかるように見受けられますが、公的補助制度をうまく活用することで、一度に負担する費用を少なくすることができます。
当院では、「出産育児一時金直接支払制度」と「産科医療補償制度」のご利用に対応しております。
- 出産育児一時金直接支払制度
- 出産にかかる費用は、健康保険に加入している方ならすべての方が出産育児一時金として補助を受けることができます。
医療機関の窓口で支払う出産費用が相殺され、退院時には出産育児一時金を上回った額のみ支払いとなり、あらかじめ多額の費用を用意しなくて済みます。制度を利用される方は、予定日の1か月前までに、産婦人科外来へ合意書の提出をお願いたします。
- 産科医療補償制度
- お産の現場では、赤ちゃんが元気に生まれてくるために医師や助産師などが最善の努力をしていますが、それでも予期せぬできごとが起こってしまうことがあります。
産科医療補償制度は、お産をしたときになんらかの理由で重度脳性麻痺となった赤ちゃんとそのご家族のことを考えた補償制度です。
- 適用基準
- (1)出生体重1,400g以上かつ在胎週数32週以上、または在胎週数28週以上で所定の要件を満たす場合
- (2)先天性や新生児期の要因によらない脳性麻痺
- (3)身体障害者手帳1・2級相当の脳性麻痺
- 補償の水準・掛金
- 分娩に関連して発症した重度脳性麻痺の赤ちゃんに対して、看護・介護のために、一時金600万円と分割金2,400万円(年間120万円を20回給付)、総額3,000万円が補償金として支払われます。掛金は、分娩機関が負担しますが、その負担に伴い分娩費の上昇が見込まれることから、出産育児一時金の引上げが行われています。
妊婦健診・出産費用イメージ
妊婦健診検査内容と料金
初回 | 超音波検査・妊娠反応検査10,000円 | |
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8週 | 定期健診(超音波検査)4週ごとに1回 5,000円 |
|
12週 | ||
16週 | ||
20週 | ||
24週 | 定期健診(超音波検査) 2週ごとに1回 5,000円 | |
28週 | ||
32週 | ||
36週 | 定期健診(超音波検査) 毎週 5,000円 | |
40週 |
※金額と週数はおおよその目安です。
※妊婦さんの定期健診や分娩に関する費用はすべて自費です。
※東京都にお住まいの方は妊婦健康診査受診票が利用できます。
※直接支払制度を導入しています。
出産費用について
分娩費用については、正常分娩か帝王切開かによっても変わります。
下記金額は、出産育児一時金適用前の金額です。
当院の「出産育児一時金直接支払制度」をご利用いただくと、お支払いいただく金額が差額のみとなります。
費用 | 入院期間 | |
---|---|---|
正常分娩の場合 | 約50万円~ | 約7日間 |
帝王切開の場合 | 約35万円~ | 約11日間(※保険適用) |
※分娩時間や曜日により、費用が変動いたします。